メッシュWi-Fiは、ネットワーク機器を網の目の様にメッシュ状に接続する通信方式です。
通信経路のどこかに障害が発生しても、障害箇所を迂回して正常なWi-Fi通信を可能にします。
複数の対応ルーターを組み合わせることでメッシュ状にWi-Fiエリアを拡張できるメッシュWi-Fi。
Wi-Fiが繋がりにくい場所によって通信速度が遅いという現象を解決する技術です。
WiFi中継器とメッシュWifiのどちらが優れていますか?
一つの建物の中でルーターから電波が届きにくい場所へは、以前は中継器を利用していました。
しかし、最近では、メッシュWi-Fiのコストダウンと性能・品質が向上し、さまざまな製品の登場により価格も下がってきています。
WiFi中継器とメッシュWifiの違い
WiFi中継器とメッシュWifiの違いは、複数の機器を設置してメッシュ状にネットワークを広げるメッシュWi-Fiに対し、中継器は親機の電波を中継して距離を延ばすことが特徴です。
メッシュWi-Fiは、Wi-Fiを中継して拡散するための最良の方法です。
メッシュWi-Fiのメリット良いところは?
最大100台まで接続可能なのが、メッシュWi-Fiルーターです。
家族みんなで快適に使えるネット環境が欲しい方におすすめです。
多くの機器を接続しても安定した通信が可能です。
複数台設置してもSSIDが統一されているので、家の中を移動しながら使ってもインターネットが途切れないのが魅力です。
サテライトルーターをメインルーターから離して配置すしても、周囲のWi-Fiに快適に接続できます。
サテライトルーターは2~3台増設可能で、メインルーターだけでなく他のサテライトルーターとも連携します。
メッシュWi-Fiの短所デメリット
コスト高
メッシュWi-Fiの最大の欠点は、メッシュWi-Fiが独自のルーターとして機能し、サテライトルーターの数と同じくらいのお金と電力が必要になることです。
また、中継器はどのメーカーの製品でも接続できますが、メッシュWi-FiはWi-Fiルーター本体とメーカー、接続電波を揃える必要があり、コストがかかります。
メッシュWiFiの速度低下がある?
Wi-Fiルーターが1台あれば十分な環境で、メッシュWi-Fiを設定すると、コントローラーとサテライトが連携するための情報交換に余分な時間がかかります。
そのため、速度が低下する可能性があります。.
電波の減衰がある?
メッシュWi-Fiの世界ではホップ数を極力減らすために、1ホップでできるだけ遠くまで電波を飛ばすという意味があります。
しかし、電波は遠くに行くほど減衰します。
飛ぶ距離は受信感度で決まります。
メッシュWi-Fiの利点
メッシュWi-Fiのメリットは、メインルーターとサテライトルーターが同じ機能を持っているため、接続先が分散され、負荷も分散されることです。
そのため、複数の端末を同時に接続しても安定して接続できる点がメッシュWi-Fiのメリットです。
メッシュWi-Fiをどこに置くか?
メッシュWi-Fiは、ネットワーク機器をメッシュ状に接続する通信方式です。
通信経路のどこかで障害が発生しても、障害箇所を迂回して正常な通信ができるなど、障害に対する堅牢性と信頼性の高さが特徴です。
また、通信経路がメッシュ状に自動設定されるため、ネットワーク構成を気にせず導入できる特長があります。
効率よく電波を飛ばすことができます。
メッシュWi-Fiも家の真ん中に置き、キャビネットやコーナーを避けてください。
また、電子レンジから出る電波も干渉しますので、できるだけ遠ざけるようにしてください。
メッシュWi-Fiの速度は?
通信速度は最大406Mbpsですが、普段使いには問題なく使える速度です。
機種によってはビームフォーミングやMU-MIMO機能が搭載されており、通信が安定しているのも嬉しいポイントです。
スマホアプリと連動しているので、初心者でも使いやすい機能があります。
Wi-fi5とWi-fi6のどちらが優れていますか?
メッシュWi-FiもWi-Fi5とWi-Fi6に対応したものがあります。
Wi-Fi5に比べ、Wi-Fi6は最大通信速度が約1.4倍となり、4Kや8Kなどの高画質視聴だけでなく、リアルタイム性が求められるeスポーツ大会にも対応します。
Wi-Fi6の方が、パフォーマンスがよく高速通信でオンライン会議利用時のストレスを解消します。
自宅内で届くWiFiの距離は?
Wi-Fiの電波は、一般的に50~100m程度まで届くと言われています。
また、電波出力は電波法により10mWと定められているため、機器による強弱の差はほとんどありません。
電波の届く距離を伸ばす方法としては、障害物や遮蔽物を設置しない、周波数を2.4GHzや5GHzにするなどがあります。
メッシュWi-Fiの規格
メッシュWi-Fiには統一した規格がなく、なかなか普及しませんでした。
各メーカーが独自に開発を進め、基本的な機構は共通でも機能名が異なり、相互接続ができず、細部が異なっていました。
業界団体であるWi-Fi Allianceは、相互接続可能なメッシュWi-Fi規格であるWi-Fi EasyMesh™を発表しました。
相互接続以外にも、EasyMeshには簡単なセットアップや高速ローミングなどの多くの利点があります。
EasyMeshを利用することで、メーカーは高品質な「メッシュWi-Fi」を提供し、ユーザーはメーカー独自の規格にとらわれずに「メッシュWi-Fi」を利用できる可能性があります。
「メッシュWi-Fiとは?初心者向け/仕組とメリット、デメリット」まとめ
メッシュWi-Fiは、ネットワーク機器を網目(メッシュ)の様に接続するためメッシュWi-Fiと呼ばれています。
通信経路のどこかに障害が発生しても、障害箇所を迂回して正常なWi-Fi通信を可能にします。
複数の対応ルーターを組み合わせることでメッシュ状にWi-Fiエリアを拡張できるメッシュWi-Fi。
Wi-Fiが繋がりにくい場所によって通信速度が遅いという現象を解決する技術です。
一つの建物内でも、電波の届きにくい、ネットにつながらない、ネット回線が途切れるといった困った現象を解決してくれます。