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音声通話とIP電話の違いについて

音声通話とIP電話の違いとは

 

格安SIM(低価格SIM)のMVNOのサービスを見てみると、音声通話対応とかデータ通信専用とか書いてあります。

 

音声通話はなんとなく電話ができるのはわかるけど、

 

データ通信専用でもなんかIP電話っていうものを使うと電話ができるらしい・・・

 

じゃあ音声通話はいらないものなの?

 

とか、なんだかキーワードに惑わされてよくわからないことが多々あります。

 

なので、ここでは音声通話とIP電話の違いを解説します。

 

でもまずは音声通話とIP電話がそれぞれどういうものなのかハッキリさせてからそれぞれの違いの解説に移りましょう。

 

ではまずは音声通話についてです。

 

 

音声通話とは

 

音声通話は携帯電話会社などが提供している音声をやりとりするためのサービスのことです。

 

いわゆる電話です。電話番号は070080090から始まります。

 

キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の携帯電話やスマートフォンで普段利用しているのがこれになります。

 

現在携帯電話やスマートフォンでは音声通話(電話)とデータ通信(音声以外のデータのやりとり)では利用する回線が異なっています。

 

通常音声通話は3G(W-CDMA)回線を利用しています。

 

3G回線には2種類あって、

 

CS domain(Circuit Switched/回線交換)とPS domain(Packet Switched/パケット交換)があります。

 

音声通話はそのうちのCSの方を利用しており、これはほぼ音声通話用に使われている回線になります。

 

音声通話では通話する一組のペアでCS回線上の一定の帯域幅を占有して通話をします

 

そのため同時に通話できる数には限りがあります。なので、音声通話ではより利用する帯域幅を狭くできるように何代もの改良が繰り返されています。

 

このことについて詳しくはコチラを参照してください→「音声通信方式の変遷・多数の人が同時にスマホで通話ができるのはどうして?

 

しかし、回線の一部分を占有して音声データをやりとりするため、インターネットのような他の人のデータが混在する中でのデータのやり取りとは違い、データの行き交いがスムーズでどんな場合でも音声品質が保証されていることが大きなポイントです。

 

 

次はIP電話についてです。

 

 

IP電話とは

 

IP(Internet Protokco:インターネット プロトコル)を利用して提供されている電話サービスのこと。

 

IPはインターネット上で使われる通信の約束事のこと。

 

IP電話では、音声をデジタルデータに変換し、パケットと呼ばれる単位にデータを分割した上で、インターネット(IPネットワーク)を通して通話相手まで送り、通話を行います

 

つまり、音声も画像データなどの他のデータと全く同じようにインターネット上でやりとりしようという試みなのです。

 

スマートフォンでは3G通信網のPS回線とLTE回線をデータ通信に利用しているため、IP電話はそれらの通信網を利用して実現している通話となります。

 

代表的なIP電話にはLINEやスカイプ、050 Plus、smartalk、楽天電話などがあります。

 

これらのサービスは、同じサービスどうし(例えばLINEどうし)ならば通話料が無料になります。

 

IP電話は電話番号を取得する事ができて、番号は050から始まります。

 

では、音声通話とIP電話について大まかにわかったところで両者の違いを見ていきましょう。

 

 

音声通話とIP電話の違い

 

ズバリ違いは、3G、LTEの違いではなく、本質的には回線上の周波数帯を占有するかしないかです。

 

音声通話の場合は、回線を電話する一組のペアのために占有できる帯域を確保し、通話している間は他の人がその帯域を利用することができ無いようになっています。

 

なので、一本の回線に一つの音声データを運ぶことができ、音声データを相手にスムーズに届けることができます。

 

したがって、遅延や雑音の少ない品質の良い通話が可能になります。なお、回線の利用効率はIP電話より高くないのでサービスのコストは上がります。そのため、通話料金はIP電話に比べると高くなります。

 

一方IP電話の場合は、音声データをパケットと呼ばれる単位に分割し、一本の回線に複数の通話データを混在させてデータを運びます。

 

そのため、回線を効率よく活用でき低いコストでサービスを提供できるメリットがあります。IP電話サービスの料金が音声通話に比べて安いのはこのためです。

 

しかし、回線を占有せずパケットをバラバラに運んでしまうため通話品質を確保することが難しいのです。特に通信が集中している場合は通話品質の劣化が目立ちます。

 

現にIP電話だと音声通話に比べてほんの少し応答にラグがあります

 

ちなみに、品質が高いIP電話としてはLINEやスカイプ、050 Plusなどが他のIP電話に比べてラグが少ない事で有名です。

 

重要

音声通話とIP電話はそれぞれ通信方式が違いますが、それぞれ相互に電話を掛け合うことができます。一方が音声通話でもう一方がIP電話でも通話ができます。キャリアのスマートフォンの電話(070、080、090~)からSIMフリースマートフォンのIP電話(050~)へ通話することが可能です。その逆も可能です。

 

 

音声通話機能付きSIMかデータ通信専用SIMか迷ったら

 

MVNOに乗り換え、格安SIM(低価格SIM)でスマートフォンを運用しようと思った時、この2つで迷った場合は、

 

データ通信専用SIMでは音声通話ができないため今まで持っていた音声通話の電話番号(070、080、090~)がなくなってしまうということを念頭に置いておきましょう。

 

音声通話の電話番号はいろいろな個人情報登録で利用したり、今までの人間関係の中で様々に交換してきています。

 

そのため、今までの電話番号を捨てるにはそれ相応のデメリットがあります。

 

なので、(070、080、090~)の電話番号から050~にして今までの友人や会社関係の人には番号が変わったと伝え、個人情報が登録してあるところには電話番号の欄を050~に書き換えるといったことをいとわない方、もしくは二台目のスマホとしてデータ通信さえできればいいという方ならばデータ通信専用SIMにしてもいいと思います。

 

しかし、そうでない方は音声通話機能付きSIM(音声通話ができるプラン)にしたほうが今までと変わらず利用できて、良いと思います。

 

MNP(番号ポータビリティ)という制度を利用してキャリアからMVNOへの移行時も電話番号を引き継げます。

 

MNP(番号ポータビリティ)についてはコチラを参照→「MNP 番号ポータビリティとは?

 

要点

  • 音声通話とIP電話の違いは回線の一部を占有するかしないか
  • 音声通話の場合は回線の一部を占有する
  • IP電話の場合は回線を占有せず他のデータと混在してデータ通信が行われる
  • 音声通話は回線を占有するためスムーズな通信ができ音声品質が高い
  • IP電話は回線を占有しないためスムーズな通信が難しく音声品質が低くなりがち

執筆:シム・ヒカリ




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