ASUSのZenFone 5スペック注目点など情報まとめ
さて11月8日に日本でも発売することが決定したASUSのZenFone 5ですが、ネットではなかなかのコストパフォーマンスで人気のようです。ではその実、本体の性能などはいかがなものなのでしょうか。気になるところをまとめてみました。
このZenFone 5を作っているASUSってどんなところなのかとよく知らない人は不安になっていしまうかもしれませんが、同社がGoogleの7インチタブレット「Nexus7」を製造している会社だということを知れば安心できるかもしれません。
また、このASUSは台湾の会社なのですがもともとPCの部品、PC本体を作っている会社で「もの」を作るのは得意な会社です。そのブランド力は台湾では日本でいうところのSONYほどのものだとか。
そんなASUSが手がけるZenFone 5かなりいい商品に仕上がっているようです。
まずはなんといっても値段です。販売は11月8日から始まり、値段は16GB ストレージモデルが2万6800円、32GB モデルが2万9800円と予想されています。
おそらくここから変動することは無いでしょう。後述しますが、スペックはこの値段に似合わず高スペックです。なので、あまり高いスマートフォンはいらないけど、かっこよくて普段使いにおいてストレスなく動くちょうどいいものがほしいというユーザーにはピッタリの性能を持ち合わせています。
スペックについて
スペック詳細は以下のとおりです。
- ディスプレイ 5型IPS液晶
- 画面解像度 720×1280ドット
- サイズ 約72.8×148.2×10.34mm
- 重量 約145g
- CPU Snapdragon 400(クアッドコア)
- 内蔵メモリー 2GBGB
- 内蔵ストレージ 16 or 32GB
- 外部メモリー microSDXC(最大64GB)
- OS Android 4.4.2
- LTE対応周波数 2.1GHz(バンド1)、1.8GHz(バンド3)、2.6GHz(バンド7)、900MHz(バンド8)、800MHz(バンド19)
- 無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
- カメラ画素数 リア:約800万画素/イン:約200万画素
- 連続待受時間 (3G/LTE) 約395時間/約180時間
- 連続通話時間 (3G) 約1230分
- カラーバリエーション ブラック、ホワイト、レッド、ゴールド
ディスプレイは5インチで最近のスマホの標準的な大きさで使いやすいと思います。
画面の解像度は720×1280ドットでまあ普通といったところ。
本体の大きさはiPhone 6より一回り大きいくらいで、すこし大きめですが、裏側がカーブしているので手にしっくりきて持ちやすい設計となっています。
重量も145gと本体の大きさを考えると十分軽い部類でしょう。
まあここまでは2万円台で買えるスマホといったところですが、次からは目を見張る部分が多くあります。
まずは、CPUです。クアッドコア搭載の本格的なCPUです。安価に抑えるためにインテル製のものではありませんが、普通に使うぶんになんら不便なところはありません。
内蔵メモリも2GBあり最近の高スペックスマホの標準的な容量です。これぐらいあると、長くスマホを使っていたり、たくさんアプリを起動していても遅くなることは無いでしょう。
内部ストレージも16GBと32GBの2つのモデルが有り、どちらもまあまあな容量です。動画を保存することがなければ(おそらく普通の人はしないと思います)十分すぎるほどの容量だと思います。
しかも、外部ストレージとしてmicroSDを差し込めて+64GBまで容量を増やすことができるので、本体ストレージの容量がいっぱいになりそうでも心配いりません。
OSは少し古いですが、アップデートすれば問題ないのではないでしょうか。
そして、注目すべきはLTEの対応周波数帯です。ZenFone 5はSIMフリースマホなので、格安SIMとセットで利用するという人が多いと思いますが、それをちゃんと見越してASUSは国内で販売するZenFone 5の仕様を海外向けのものとは変更して、日本国内用に最適化しています。
それはどういうことかというと、格安SIMを提供するMVNOという通信会社は現在のところ、ほぼすべてがドコモの通信回線を借りて事業をしています。
なので格安SIMを利用するということはすなわちドコモの通信網を利用するということになります。
ですから、SIMフリーのスマートフォンはドコモの通信網が提供している周波数帯に対応しているかどうかが重要になってきます。
そこで今回のZenFone 5ですが、これはそこら辺がしっかりしていて、ドコモが提供する周波数帯の 2.1GHz(バンド1)、1.8GHz(バンド3)、800MHz(バンド19)の3つのバンドすべてを網羅しています。
バンド1とバンド3は高速な通信網で、バンド19はバンド1と3に比べると低速になりますが(それでも十分高速です)、その代わり日本全国に電波が行き渡りどこでもつながることができる、いわゆるプラチナバンドというものです。
ZenFone 5が3バンドに対応している
- 2.1GHz(バンド1)・・・高速通信網
- 1.8GHz(バンド3)・・・高速通信網
- 800MHz(バンド19)・・・少し低速でも日本全国で使えるプラチナバンド
したがって、LTE回線の対応周波数帯(バンド)を見るとZenFone 5はとても格安SIMと相性がよく、通信費を節約したい人の大きな味方になってくれる一台なのです。
家にいるときは通信にLTEや3GではなくWi-Fiを使うと思います。ZenFone 5では最新の高速規格であるIEEE802.11ac対応していると思われます。より高速な通信が体験できるでしょう。
スマホで一番良く使う機能がカメラだという人も少なくないでしょうが、ZenFone 5はそこら辺も機能が充実していて、画素数は800万画素とスマホにしては標準的で値段相応な気もしますが、内部のカメラ機能が高機能で、撮影シーンによって多くのモードが用意されていて素人でもかなりいい写真が手軽に撮影できるようになっています。
実は画素数は800万でも十分いい写真が撮れるのです。画素数だけでスマホを決めると痛い目をみるので注意しましょう。
連続待受時間もなかなかのもので、値段の割には頑張っていると思います。1日は持つレベルでしょう。ライトユーザーにとっては、何不自由なく電池が持つのではないでしょうか。
最後にこれも消費者といては嬉しいところで、カラーバリエーションがブラック、ホワイト、レッド、ゴールドの4つもあります。全部値段の割に高級感があり、満足できる商品になっているようです。
その辺の実機が実際に見たい人は先に発売している海外のレビュー動画をまとめた記事を参考にしてみてください→「ASUSから発売されるZenfone5って何?どんな感じ?動画で見てみよう。」
その他の注目点
スペック以外の機能面での注目点は4つほど。
- UI にはASUS 独自のZen UI を採用しておりシンプルで使いやすいものになっている。また、簡単UIに切り替えることができ、らくらくホンのような簡単なレイアウトでスマホを利用することができるモードも標準搭載されている。これでお年寄りの方も安心して利用することができる。
- 日本語入力システムとして有名なATOKが標準搭載されている。ATOKは他の端末で利用しようとすると1500円かかるアプリで、それが最初から搭載されているのでかなりお得な仕様である。
- 細かいところだが、画面のブルーライトをカットして電子書籍などを読む際の目の疲れを軽減してくれる「読書モード」があったり、タッチパネルの感度を調節して手袋をつけたままでもタッチ操作が可能な「手袋モード」を搭載している。
- もともとPC屋なので省電力モードも充実しているらしい。
ZenFone 5動画
参考までに動画も掲載します。公式動画とレビュー動画、あとゲームをしているところの動画です。
公式動画: https://www.youtube.com/watch?v=pe4aaoKuYMA
レビュー動画: https://www.youtube.com/watch?v=pWE3cw-0LWI
ゲームプレイ動画: https://www.youtube.com/watch?v=GmZiRh3VghM
これ以外の動画は以下の記事にまとめてあります。更にいろいろ見てみたいという方はどうぞ。↓
「ASUSから発売されるZenfone5って何?どんな感じ?動画で見てみよう。」
「ASUSのZenFone 5スペック注目点など情報まとめ」のまとめ
ZenFone 5についての情報をまとめてみました。
値段の割に高スペック。
ユーザー目線ないろんな親切な機能も搭載している。
MVNOのSIMカードとあわせてスマホを安く運用したいけれど、スマホ本体にはそんなにお金をかけたくない。
だけれども、ストレスなくちゃんと動いてほしい。というそんな贅沢な要望をもつ節約志向の方にとって、もっともオススメできるスマートフォンだなという感想です。
もちろん、すでにスマホを持っている方も2台持ち用の機種としてとても手軽に買える1台だと思いました。
ボクもなんだか欲しくなってきてしまいました。
身内にはイチオシのスマホとして押していこうと思います。
そして、自分も触らしてもらうのです。
…と、そんなことを考えてしまうような魅力のあるスマートフォンです。
それでは今回はこのへんで、ごきげんようシム・ヒカリでした。
2014/10/30:通信料金節約ワザ.com管理人シム・セツヤの息子シム・ヒカリがまとめました。